2019年5月29日に発売された、B’zの21th ALBAM
「NEW LOVE」
前作の「DINOSAUR」は、これぞB’z ROCK!!という骨太サウンドでしたが
今作は艶かしいという表現が正しいのか?
メロディアスなナンバーが詰まっています。
懐かしいけど、新しい。
聴き覚えがあるけど、聴いたことがない。
そんな不思議なサウンドです。
稲:そうだね、出来上がってみれば。
松:サウンド的には。でも、”マジェスティック”とか”WOLF”とかが、ちょっと違う感じになっていていいんじゃないですかね。
「be with!(vol.122)」
歌詞については、
「人生は厳しい時もあるけど
頑張って生きなきゃね!」
って感じのものが多いですね。
ぴかり(夫)の、「NEW LOVE」のナンバーで
ベスト3は以下のとおりです。
1.マジェスティック
2.兵、走る
3.恋鴉
では、1曲ずつ感想を書いていきます。
マイニューラブ
キャッチーなサウンドとともに
失恋からの立ち直りを後押ししてくれるナンバー。
愛しすぎちゃったらそれは
もう愛じゃなくなる
学んで目線変えて
マイ・ニュー・ラブ
う~ん、深いですね。
「愛しすぎる」っていうのは、もう自分本位でしかなくて
それはもう「愛」じゃなくなってしまっている。
そして、学べよと・・・。
新しい恋を探せよと・・・。
きっと青春時代に聴いてたら
忘れられない曲になっていたかもしれない。
ぴかり(夫)の青春時代に聴いた、「SHINE」のように。
兵、走る
「ヘイヘイホー」のインパクトが凄いです!
力強く突き進む人たちへの応援歌です。
ゴールはここじゃない
安住の地などない
泣けど続く人生
ゴールはここじゃない
まだ終わりじゃない
止むことのない歓声
人生にはゴールなんてなくて
泣いていたってしょうがない。
力強く、今を生きるんだって
そんな気持ちにさせてくれるナンバーです。
WOLF
この曲は、なんといっても稲葉さんの
「アウォーーーン!!」っていう
狼シャウトですよね。
曲の感じは「オレとオマエの新しい季節」に
トランペット感(?)を加えた感じですかね?
今までの松本サウンドとは一味違う、
なんていうのでしょうか、ジャズファンクな感じです。
ずっと聴いていたい、そんなナンバーです。
デウス
サビがノリやすく、思わず肩を揺らしたくなる曲です。
誰もそれほど気にしちゃいないよ
ちっぽけな存在こそが自由
くよくよ考えている時に聴くと
勇気付けられる曲ですね。
自分が、いや誰もが、
ちっぽけであることに気付けるだけで
世界はきっと大きく変わるんだと思います。
マジェスティック
イントロは「結晶」に似ているでしょうか。
ただ「結晶」は、全体を通して静かな曲ですが
マジェスティックはサビに入るあたりで
ぐっと盛り上がります。
繰り返す日のあちこちに潜む奇跡
たった一行の詩ですが、
とってもキラキラしたものが詰まった
珠玉な言葉ですよね。
稲葉さんの言葉こそ、マジェスティックです。
MR.ARMOUR
過去のB’z曲で、似たようなのがありそうでない
不思議な魅力が詰まった新しい曲
サビはUBUとかに近いかな?
歌詞的には、Mr.ArmourはROCK manに近いですよね。
男目線のLOVE PHANTOM、女性目線のHINOTORIのように
男目線のROCK man、女性目線のMr.Armourって感じですね。
メロディー、コード進行は中々良く出来たと思います。
「be with!(vol.122)」
Da La Da Da
人間同士抱き合うこともあれば
いがみ合うこともあるそれが普通
綺麗事だけでは生きられない。
醜い自分も認めて、もっと深い人生を!
そんなナンバーです。
間奏のバイオリンは、醜さというか妖しさを醸し出し
その直後の松本さんのギターソロが、
それでも生きていく力強さを表現していますよね。
松:いつもだったら、基本メロディー先行なんだけど、
これはギターのリフ先行で創ったので、
またそういう感じになってるんじゃないかなと思います。
「be with!(vol.122)」
恋鴉
LOOSEあたりのB’zナンバーを彷彿とさせる
メロディアスな一曲。
耳に心地よく残るサビは
何度も口ずさんでしまいます。
恋の滓がまだ残っている
辛いくらいに溜まっている
いつになったらこの俺は
太陽まで飛んでいけるの
冷たい魔法を解いておくれ
失恋したときに聴くと
これもまた心に残ってしまうナンバーですね。
Rain & Dream
ブルース(?)な感じで、松本さんの優しいメロディが印象的。
外国の裏路地ってイメージでしょうか。
たわいない夢
今日もひとつだけでいい
かなえてみせましょう
そして何か変わる
いつか何か変わる
一歩一歩が大切ということですね。
今までも「小さな決断を為してきた」
これからも、その小さな決断を為していけば良いんですよね。
俺よカルマを生きろ
この曲も懐かしいようで新しい。
なんだろう、この感じ。
いいとこ取りの人生なんてつまらない
お釈迦様ものたまう
どんなにヨレヨレ傷だらけでも
走り続ける
辛いことや後悔があってこその人生。
そういうことですよね?稲葉さん。
ゴールデンルーキー
生きてる事自体がHOPE
忘れないでいて
これからこの世界を
動かすのは君
稲葉さんから若者たちへのメッセージって感じですね。
生きていることが素晴らしい。
そして、その時間をさらに素晴らしいものに変えていって欲しい。
そんなメッセージのように感じます。
SICK
ベースが全体を引っ張る、B’zでは珍しいナンバー。
いったいどうなることが幸せなのか
深い海の底に落ちてゆく思考
好きだから嫌い
ていうか大嫌い
破裂しそうな自律神経
少しメンタルがやられ気味な歌詞ですね。
でも、こうやって吐き出すことで
楽になれるのであれば、吐き出さなきゃですよね。
全てをさらけ出せるのはここ
トワニワカク
50歳を超えた稲葉さんだからこそ書ける歌詞。
今を生きる戦いながら生きるのさ
今宵も愛しいキミに会いたい
いつまでも若々しくいたい。
そんなの気持ち次第でなんとかなるよ!
っていう稲葉さんの力強い意思がビンビン感じます。
こういう仕事だと、どこかで枯れるかっこ良さとかもあるし、
だからいろんな気持ちが交錯するんだけど、
無理矢理若さにしがみつくっていうのもかっこ悪し。
でも、永遠に若くいたいって歌詞にもあるけど、
本当にピュアな思いなので。
「be with!(vol.122)」
まとめ
31周年と次のステージの新作「NEW LOVE」は
今までのイメージとは、ガラッと変わったナンバーばかりです。
でも、B’z以外のなにものでもない。
いつもと変わらず、B’zの魅力が詰まった
それでいて新しい。
それが、「NEW LOVE」です。
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