ぴかり(夫)的にですが、
近年のB’z曲のなかでは、ダントツの傑作と感じている曲。
それが、『フキアレナサイ』です!!
昔の曲でいうと、
「スイマーよ!!」に似ていると思います。
キャッチーなメロディーに、
幸せを目指した道標(みちしるべ)的な
稲葉節炸裂な曲です。
ということで、
今回は、「フキアレナサイ」を徹底分析しようと思います。
まず、この曲は映画「疾風ロンド」の
主題歌として発表されました。
-今回は曲調や歌詞で、映画サイドから何かリクエストはありましたか?
松:”冬のウルトラソウル”!
稲:そういうリクエストが書かれてた。
(中略)
稲:小説を読んだ感想で一気に書いたものには、イメージ的にブリザードって書いてあったんだけど。タイトルがなくて、メロディーに歌詞を付けた時、詞はもうフキアレナサイだったね。
「be with!(vol.111)」
また、会報誌では「映画の内容に引きずられることはありますか?」
という質問に対して、全くないって稲葉さんは答えてました。
また、イントロが
「ピーン・・・ポローン・・・」と単音の
不気味と言うか、物悲しいと言うか
不思議なイントロが特徴的です。
松:あの頭のところは稲葉君のアイデア。頭のところを付けた状態で曲が戻ってきて聴いたら、いいなって思った。
稲:最初にチラッと雪が舞っているみたいなイメージで、送ってくれたデモに付けた。
松:あれは雰囲気が良かった!
「be with!(vol.111)」
あのイントロは、稲葉さんの提案だったんですね~。
では、歌詞を見ていきましょう!
見なれた暗雲が立ち込めて
迷いの欠片が
吹雪のように舞い
行く道も導(しるべ)も隠す
”ブリザード”の片鱗が見えますね。
いつも迷い戸惑ってしまう様を
「見なれた暗雲」と言い表すのは
稲葉さんの真骨頂って感じです。
夢見て掴もうとして
なんだかもうわからない
色んな理想がごちゃ混ぜになって
何が夢なのか、何を掴もうとしているのか
つまりは「何のために生きているのか」
それがわからなくなってしまってます。
欲しいと願っていたモノを
いざ手に入れてみると、「あれ?」って
思うこともありますよね。
その幸せ追いかけなさい
優しさはまだ見せないで
泣きながら追いかけなさい
それでいい そのままでいい
フキアレナサイ NOW
「その幸せ」ってどの幸せなんでしょうか。
歌詞の後半に、答えが出てきます。
そして今は、優しさなんか必要なく
吹雪の中で、泣きもがいて
それでいいんだよ!
と、稲葉さんは強くハッパをかけてくれます。
バカだな無駄なことだと
笑われるがいい
高い壁にぶつかる時
愛の深さ知る
「失敗することに無駄なことなんてない。」
当たり前で、よく聴く言葉ですが
そんな安っぽい言葉ではない
稲葉節ですね。
それは世界を変えるの
そんなの知らないけど
いまやろうとしていることは、
周りに影響があることなのか?
そんなのどうでもいいじゃない
って感じでしょうか。
答えなんて誰にも分からないですもんね。
その幸せ追いかけなさい
哀しみが正体見せる
足を止め気づきなさい
そしたらもうただ行けばいい
フキアレナサイ NOW
「その幸せ」ってどの幸せかわかっていますか?
哀しみの理由も分かってきたよね?
立ち止まって考えて、気づけば良いだけ。
そしたら「フキアレ」ちゃえばいいんです!
そんな稲葉さんの声が聴こえてきます(えっ!?幻聴!?)
どうしても やめられない
それは誰かを傷つけるの
だったらどうするの
自分のやりたい事が、
他人の迷惑になってしまう場合どうするのか?
でも、前段の歌詞にあったように
周りに影響があるかなんて
やってみないとわからない。
であれば、答えはもう決まってますよね?
生まれてしまったなら
そこからはあっという間
「生まれてしまった」という
少しマイナスな感情が入っています。
でも、「その幸せ」を追いかける必要がある。
生まれる = 幸せ
そういうことですよね?稲葉さん!
その幸せ追いかけなさい
優しさはまだ見せないで
泣きながら追いかけなさい
それでいい そのままでいいよ
その幸せ想いなさい
山を越え谷を越えて
恥かいても守りなさい
そしたらもうただ行けばいい
フキアレナサイ NOW
いやぁ~。もう、「はい!追いかけます!」
って感じですね。
「はい!フキアレマス!」
って感じです。
「生きていれば、それだけでいい」っていうのは
Brotherhoodの歌詞にも出てきます。
私の人生観は、
「稲葉さんによって作られたものだなぁ」
と、つくづく感じます。
BROTHER 生きていくだけだよ
ためらうことなど何もないよ 今更
走れなきゃ 歩けばいいんだよ
また、過去記事で「幸せ」について
考えてみた記事を書きましたが
「生まれたことが幸せ」に気が付けば
もう、ただ、行けばいいだけなんですね!
上記記事の「幸せとは?」の答えは
「既に誰もが幸せである。
ただし、そのことに気が付きさえすれば。」
と書きましたが、あながち大きく外れていないですよね?
ですよね?
以上、「フキアレナサイ」徹底分析でした。
では、また。
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